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琳派のやきもの―響きあう陶画の美

開催期間
2025年1月10日(金)~3月23日(日)
月曜休館 ※1月13日(月・祝)、2月24日(月・休)は開館

江戸時代中期を代表する京の陶工・尾形乾山(1663-1743)。彼の興した乾山焼は、絵画的な意匠でうつわを飾る“琳派のやきもの”として、日本の陶磁史に革命をもたらしました。雅やかな公家文化や文学意匠を取り入れたやきものは、絵画や書の美と融和する新たなやきものの世界を生み出したのです。本展では、野々村仁清など乾山の系譜を彩る京焼のほか、やきものの美と呼応する絵画もご紹介します。乾山焼を中心に、工芸と絵画の境をこえて響き合う琳派の共演をお楽しみください。

展示概要

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年間スケジュール

2025年度(2025.4~2026.3)

肉筆浮世絵 ―師宣・春章・北斎たちの筆くらべ

2025年4月12日(土)~5月25日(日)

開館25周年記念
肉筆浮世絵 ―師宣・春章・北斎たちの筆くらべ

本展では、出光コレクションから精選した肉筆浮世絵の数々を展示します。浮世絵といえば、一般には木版画がよく知られますが、17世紀から19世紀にいたるまで、ほとんどすべての浮世絵師は版画の下絵だけでなく、完成までの作業をみずからが担う絵画(肉筆画)の制作に旺盛な筆をふるっています。画家たちのテクニックがあますところなく注ぎ込まれた肉筆浮世絵。その伸びやかで精彩に富んだ表現を、心ゆくまでご堪能ください。


珍獣、瑞獣、怪獣! ―シンボルの造形美

2025年6月7日(土)~7月21日(月・祝)

開館25周年記念
珍獣(ちんじゅう)瑞獣(ずいじゅう)怪獣(かいじゅう)! ―シンボルの造形美

身近で愛らしい鳥獣や、畏怖を抱かせる空想上の生き物など、美術作品には沢山の動植物が溢れています。文化の深淵に息づくそれら生命は、作品を豊麗に飾る造形でありつつ、平和や富貴、権威、魔除けなど、人々の想いを具象化させた象徴としても描かれました。本展では、中国文化を淵源としながら日本を経て育まれた動植物に注目し、その造形や真意について、出光コレクションの絵画・陶磁器の名品から迫ります。


開館25周年記念 しりとり日本美術

2025年8月2日(土)~9月15日(月・祝)

開館25周年記念
しりとり日本美術

本展は、時代やジャンルを超えた作品を見渡し、丁寧に鑑賞することから見えてくる発見をお楽しみいただく夏休み企画です。ここでいう「しりとり」とは、作品どうしの「イメージの共通点」をみつけることです。はじめに見た作品に描かれたイメージが、となりの作品にもつながっていく。共通点をさがしていくと、日本の美術作品には、何度も繰り返し登場するテーマや図柄があることに気づかされます。いつもと少し違った鑑賞体験を通して、日本美術のおもしろさを新・再発見してみませんか。


仙厓の時代―江戸絵画の愉しみ

2025年9月27日(土)~12月14日(日) ※11月4日~7日は展示替えのため休館

開館25周年記念
琳派の系譜 ―宗達、光琳と江戸琳派

優美かつ大胆な装飾性で見る者を魅了し続ける<琳派>の芸術。江戸時代初めの京の都で俵屋宗達が創り上げた雅やかな美の潮流は、尾形光琳によって大成され、19世紀には酒井抱一・鈴木其一の<江戸琳派>へと結実します。本展では、先達に憧れて模倣し敬慕することで継承され、また時々の新たな創意によって発展した系譜を、出光美術館が誇る琳派コレクションからご紹介します。華麗なる琳派の作家たちの共演をお楽しみください。


開館25周年記念 出光美術館やきもの名品展

2026年1月17日(土)~3月22日(日)

開館25周年記念
出光美術館やきもの名品展

出光美術館のコレクションの核は陶磁器であり、日本陶磁に加えて世界的にも良質な中国陶磁や朝鮮陶磁、また東西の交流をよく表すヨーロッパの陶磁器を所蔵していることで知られています。本展では古唐津をはじめ、重要文化財の野々村仁清や柿右衛門の色絵作品、唐三彩や宋元時代の青磁、明・清時代の宮廷のうつわである景徳鎮官窯といった中国陶磁、高麗青磁や朝鮮王朝時代の白磁など、出光美術館で最も充実した分野の作品を選りすぐり、地域・時代別に展観し陶磁器の面白さ、魅力をご紹介します。


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