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江戸絵画の華
第2部 京都画壇と江戸琳派
2023年11月10日(金)~12月24日(日)
月曜休館
展覧会概要
アメリカの日本美術コレクター、エツコ&ジョー・プライス夫妻(プライス財団)によって蒐集された作品の一部が、出光コレクションに加わりました。本展では、18世紀の京都画壇を鮮やかに彩った伊藤若冲(1716-1800)や円山応挙(1733-95)、さらに江戸琳派を導いた酒井抱一(1761-1828)の絵画など、この度里帰りを果たした作品の数々を、2期にわけてご覧いただきます。彼らが活躍した江戸時代は、日本絵画の歴史における爛漫のとき。まさに百花繚乱たる華やかな絵画の世界を、心ゆくまでご堪能ください。

第1章 京中、皆一手 ―円山派の画家たち
「写生」にもとづく新しい画風で、日本絵画に革命を起こした円山応挙。その斬新さで、京都画壇は応挙の画風一色になったといいます。対象を徹底的に観察し、その本質をとらえる応挙の画は、たしかに自然の造形を第一とするジョー・プライス氏の志向と一致します。ここでは応挙とともに、その影響を受け迫真性に富んだ絵画を描いた画家たちの作品を見て行きます。

懸崖飛泉図屏風 円山応挙 寛政元年(1789)出光美術館
第2章 粋の系譜 ―酒井抱一と鈴木其一、さらにその先へ
江戸時代はじめの京都に生まれ、華やかに展開した〈琳派〉の美術。19 世紀の江戸の地において、洗練された洒脱な美意識によって琳派をよみがえらせたのが、酒井抱一やその弟子の鈴木其一でした。彼らがリードした〈江戸琳派〉の絵画も、プライス・コレクションを魅力的に彩るジャンルのひとつです。

扇面流し図屏風 鈴木守一 江戸時代~明治時代 出光美術館
※列品解説・講演会などの展覧会イベントはございません
※会期・開館時間・出品作品等は変更することがあります。最新情報は当館ウェブサイトまたはお電話でご確認ください