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色絵と染付─ 華麗なる装いのうつわ

2023年1月13日(金)~3月26日(日)
月曜休館

展覧会概要

やきものを華やかに彩る装飾には、その時代や地域の趣向があらわれています。主に中国で誕生し、進歩発展してきた様々な装飾技法や文様は、日本のみならず交易により結ばれた各地に伝播し、その時々の人の繋がりを物語っています。一方、やきものの装飾からは、独自の文化や美意識が反映されていたことも読み解けます。やきものから見えてくる繋がりと個性の美。世界に花開いたやきものの華麗なる装いを「色絵」「染付」ふたつの技法をキーワードにご紹介します。

第1章  染付 ─壮麗な青と白の世界

14世紀中頃、中国の陶磁史に突如として青と白の涼やかなやきものが登場します。青い顔料を筆によって描いて装飾する染付(青花)の技法は、瞬く間に世界を席捲し、各国・地域の陶磁産業に影響を与えました。
器面を鮮やかに飾る染付には、吉祥(めでたい兆し)をあらわす意匠や、異国趣味を反映した文様など、当時流行した様々なデザインが見られます。また、生産地の素地や釉薬の違いによっておのずと異なる作風が生まれるのも魅力のひとつです。

染付草花文樽形瓶 一対 日本

江戸時代前期 出光美術館

  

第2章  色絵 ─爛熟の彩色

上絵具を筆彩して焼き付ける色絵(五彩)の技法は、12世紀頃の中国・磁州窯で開発され、13世紀になると西アジアでも盛んに製作されはじめました。当初は素朴であった色絵技法ですが、素地や焼成技術の改良が進むにつれて、様々な上絵具や金銀彩による装飾が可能となり、また具象的なモチーフを描くなど、絢爛豪華な装飾の世界が広がりました。 17世紀から18世紀にいたると、中国・景徳鎮窯の製品をはじめ、日本の肥前地域(佐賀県)でつくられた色絵のやきものが、ヨーロッパの貴族たちに愛好され、洋の東西を華麗なやきものが往来しました。

五彩牡丹文皿 景徳鎮官窯 中国

明「大明万暦年製」銘 出光美術館

  

※3階展示室は閉室しています
※列品解説・講演会などの展覧会イベントは中止します
※会期・開館時間・出品作品等は変更することがあります。最新情報は当館ウェブサイトまたはお電話でご確認ください